インコちゃんと地震
インコちゃんと地震
地震が起きたとき、大切なインコちゃんを守るにはどうしたら良いのか、今回はそんなお話です。
とはいっても地震の規模や住んでいる地域、地震後の家の状態など様々な条件で対応は変わってきますので、 残念ながら臨機応変さを求められてしまうことになる場面も多いでしょう。 ここでは一例をご紹介します。
◆ 地震発生〜直後の対応
まずは飼い主さんの身の安全を最優先で確保してください。
「インコちゃんが先じゃないの?」と思われるかもしれませんが、
飼い主さんが怪我をすればその後のお世話や避難ができません。
地震がおさまったら、インコちゃんの様子を確認し、パニックを起こしていれば優しく声をかけて落ち着かせてあげましょう。
外に出すのは危険です。割れた窓から飛び出してしまうリスクもあるため、かごの中で落ち着かせましょう。
◆ 地震後の避難
インコちゃんの無事が確認できたら、可能な範囲で準備して避難しましょう。
最低限必要な避難用品:
- 鳥用の食事(シード・ペレット・栄養剤等)
- 飲料水(水道水または軟水。硬水はNG)
- 移動用キャリー・ケース
- 目隠しできる布や段ボール
- 使い捨てカイロ
- インコちゃんの情報カード(写真・名前・健康情報など)
キャリーケースは必ず補強し、留め具が外れないようにしましょう。
また、暑さ・寒さに注意して保温や換気に気を配ってください。
◆ 避難所での注意点
避難所では放鳥はできません。給餌・給水の際に誤ってかごから出ないよう、 扉を開けずに対応できる方法を考えておきましょう。
また、ペットの受け入れ可否は自治体により異なりますので、事前に確認しておくことが大切です。
◆ 長期避難となった場合
家に戻れない状況が続く場合、避難所でインコちゃんを長期間保護するのは難しいのが現実です。
可能であれば、一時的に預かってもらえる親戚や友人を頼る準備をしておきましょう。
インコちゃんのために、私たちにできる備えとは
今後起こり得る災害に備えて、何を準備しておくべきかを改めて考える機会になれば幸いです。
大切なインコちゃんの命を守るのは、飼い主さんです。
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