飼い主の不注意でインコちゃんは亡くなります

 


インコちゃんとの暮らしは、とても心癒されるものです。

その仕草ひとつ、鳴き声ひとつに毎日幸せをもらっている飼い主さんも多いことでしょう。


しかし、その可愛さゆえに、飼い主さんのほんのわずかな不注意が、取り返しのつかない事故につながってしまうこともあるのです。


今回は、実際に起きた事例の中から、特に注意していただきたい3つのケースをご紹介いたします。

どれも決して他人事ではありません。今一度、インコちゃんとの暮らしを見直すきっかけになればと思います。



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① 一緒に寝る


インコちゃんは大好きな飼い主さんのそばで、安心して眠ることがあります。

放鳥中、飼い主さんの顔や手の近くでうとうと…そのまま一緒に横になってしまうこともあるでしょう。


しかし、人間は睡眠中、無意識に寝返りを打ちます。

その結果、小さなインコちゃんが下敷きになってしまうという痛ましい事故が実際に起こっています。


「そんなことあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これは本当に頻発している事故のひとつです。


インコちゃんと一緒に寝るのは絶対にやめましょう。

どれほど愛していても、たった一度の不注意で、大切な命を奪ってしまうことになります。



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② 部屋を歩く


放鳥中のインコちゃんは、飛ぶよりも歩く方が楽なので、部屋の床を歩いて移動することがよくあります。


大好きな飼い主さんのもとへ、ちょこちょこと歩いてくる姿はとても微笑ましく、日常の中の癒しでもありますよね。


しかし、放鳥していることを知らずに、他の家族が部屋に入ってきてしまったら――

その足元にいるインコちゃんに気づかず、踏みつけてしまうという事故が起きてしまいます。


実際にこのケースはとても多く、家族間でのコミュニケーション不足が原因になることもあります。


放鳥中は絶対に目を離さないこと、そして放鳥前には必ず家族全員に伝えること。この2点を守るだけで、防げる事故です。



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③ 人間の食べ物を安易に与える


「少しだけなら…」「これくらいなら大丈夫かも」

そんな軽い気持ちでインコちゃんに人間の食べ物を与えてしまう方も少なくありません。


しかし、人間は動物の中でも特に毒への耐性が強い生き物です。

人間が平気で食べているものの中には、インコちゃんにとって猛毒になるものもあるのです。


チョコレート、アボカド、ネギ類、カフェイン、アルコールなどは特に危険です。

また、インコちゃんは飼い主さんの食べこぼしやお菓子のカスなどを拾い食いしてしまうこともあります。


放鳥中は油断せず、常に食べ物の管理と周囲の安全確認を徹底することが重要です。



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命を守るために、今できることを


インコちゃんとの生活は、確かに素晴らしいものです。

しかし、その尊い命は、飼い主さんの注意と配慮によって初めて守られるものなのです。


「ちょっとぐらい…」という油断が、大切な家族を永遠に失う結果を招いてしまうかもしれません。


放鳥中は「癒される時間」であると同時に、「常に危険と隣り合わせ」だということを忘れないでください。


後悔する前に、防げる事故はすべて防ぎましょう。

インコちゃんが長く元気に生きられるように、飼い主さんとしてできることを、今すぐ始めてみてくださいね。


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