インコちゃんの産卵の前兆

 



1. 繁殖行動のストップ

インコちゃんが繁殖期に入ると、まずは発情や求愛行動が見られるようになります。たとえば、お気に入りのおもちゃや飼い主さんの手に対して吐き戻しをしたり、羽を広げてアピールするなどの行動が目立ってきます。ですが、実際に産卵が近づくとこれらの繁殖行動がピタリと止まることがあります。まるでスイッチが切れたかのようにおとなしくなり、発情行動に見られた高いテンションが落ち着くことが多いです。この変化に気づけると、産卵のタイミングを予測しやすくなるかもしれません。



2. 餌を残す

産卵前のインコちゃんは、普段は食欲旺盛な子でも突然餌を残したり、食べる量が減ることがあります。これには個体差がありますが、卵を体内で形成している最中はお腹に違和感が出たり、体力を温存しようとするため食が細くなるとも言われています。ただ、産卵前の栄養不足は母鳥の体調を崩す原因にもなりますので、この時期は特に栄養価の高いペレットやボレー粉、カルシウム、ミネラルの補給が重要になります。必要に応じて小松菜や豆苗などの野菜も積極的に与えてあげましょう。



3. 落ち着く場所を探し出す

いよいよ産卵が近づくと、インコちゃんは本能的に

**「安心して卵を産める場所」を探すようになります。**

飼い主さんから見ると、急に普段とは違う場所でじっとしていたり、狭くて暗い場所に潜り込もうとする行動が目立ってくるでしょう。巣箱がある場合にはその中に入るようになりますし、ない場合でもカバンの中、カーテンの裏、家具の隙間、棚の奥などに潜り込もうとすることがあります。また、床に敷いた新聞紙をちぎって「巣作り」をするような仕草が見られることも。





この時期のインコちゃんは非常にナーバスになりやすく、普段は穏やかな子でも急に怒ったり、威嚇したりするようになる場合もあります。無理に抱っこしようとしたり、隠れ場所に手を入れたりすると、思わぬ反撃を受けることもあるため、そっと見守るようにしてあげましょう。



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このように、インコちゃんの産卵には分かりやすい前兆がいくつかあります。

気づかずにいると、卵詰まりなどの重大な健康トラブルを見逃す原因にもなってしまうため、飼い主さんが日頃からインコちゃんの様子をよく観察しておくことがとても大切です。

しっかりケアして、産卵を安全に乗り越えられるようにしてあげましょうね。



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