インコちゃんの産卵と病気について
インコちゃんの産卵と病気
発情抑制をしっかり頑張っていても、それでもインコちゃんが産卵に至ってしまうことはありますよね。
体の小さなインコちゃんにとって、産卵は想像以上に体力と栄養を消耗する大仕事。
そこで今回は、産卵後に起こり得る病気について詳しくご紹介していきます。
① 卵塞(らんそく)
卵が産道に詰まってしまい、自力で排出できなくなる状態です。
腹部が膨らんで苦しそうにしていたり、長時間止まり木にじっとして動かない場合には注意が必要です。
重篤になる前に、すぐに鳥類に詳しい獣医さんを受診しましょう。
② 卵管脱
過剰な産卵によって腹圧が高まり、卵管が外へ飛び出してしまうという症状です。
非常に危険な状態で、処置が遅れると命に関わります。
産卵を繰り返すインコちゃんには、特に注意して観察してあげてください。
③ カルシウム欠乏
卵の殻を作るためには大量のカルシウムが必要です。
不足すると「軟卵」や骨の異常など、様々な体調不良につながります。
ボレー粉や小松菜などの野菜、インコ専用のカルシウムサプリを上手に使い、ビタミンDを作るために日光浴も取り入れていきましょう。
発情抑制はインコちゃんを守るため
産卵は命がけの行為です。
飼い主さんのちょっとした行動が発情を促してしまうこともあります。
背中を撫でるなどのスキンシップは、知らず知らずのうちに発情を誘発する原因にもなりますので、できるだけ控えるようにしましょう。
小さな身体でがんばるインコちゃんの健康を守るために、飼い主さんができることはたくさんあります。
どうか「うちの子は大丈夫」と思わずに、しっかりと日頃から発情予防と体調管理をしてあげてくださいね。
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